土壌は、腐敗崩壊型土壌浄菌型土壌浄菌・醗酵型土壌浄菌・醗酵・合成型土壌

よく肥えた土には、大森林さえ育てる力があります。そしてその力の源泉は微生物なのです。自然に肥えた土壌で育てられた作物は害虫にも強く、農薬をまかなくても十分な量を収穫できるのです。

有機農法は「微生物を活用したリサイクル農法」の原点ですが、栄養物さえあれはよいのではありません。作物にどのような微生物が共生しているかによって成長に極端な差がでてきます。光合成細菌や窒素固定菌、乳酸菌、酵母菌などの善玉菌が活躍したり、その他の醗酵型の微生物が大量に増殖すれば、有機物はアミノ酸や糖類、有機酸という経路で効率的に作物が吸収できる可溶化栄養物となります。同時に土壌中のビタミンや生理活性物質が生み出され、土壌の微生物たちも豊かになり、病害虫もなく高品質、多収量という望ましい状態になります。それに対し腐敗菌や病原菌などの有害な微生物が多くなりますと、有機物は悪臭を発生するようになり、いろいろな有害物質を生んで作物の生育を阻害します。そして土壌中の微生物も貧弱となり(土壌微生物の数が少なく生態系が乱れる)、環境も汚染してしまうという欠点があります。悪臭を発する畜産廃棄物や生ゴミは有害な微生物が大量に増えた状態ですが、はじめから有用微生物で処理すれば、このような問題は完全に解消し、自己完結型のリサイクルが可能となります。

作物は、作物だけで大きくなるのではなく常に根圏微生物と共生して成長します。作物は自分の作り出した栄養分の10〜20%を根や葉から共生している微生物に分け与えています。微生物は、土中の成分を作物が吸収できる形に可溶化し作物に渡します。橋渡しの為に根の細胞まで侵入する菌根菌などというスーパー微生物もいます。また、作物は、無機物だけを吸収するのではなく有機物でも吸収します。光合成細菌、窒素固定菌などが作り出した栄養分をそのままの形でも吸収していきます。

土壌には微生物相があり、微生物相は、腐敗崩壊型→浄菌型→浄菌・醗酵型→浄菌・醗酵・合成型と変化していきます。微生物相は、悪玉菌と善玉菌の綱引きの結果です。土中では常に善玉菌と悪玉菌の戦い(綱引き)がおこなわれています。「微生物を活用したリサイクル農法」の大切な事は、効いたから、効かないからやめるのではなく土壌の微生物相を常に「浄菌・醗酵・合成型」に保つために善玉菌の応援団を常に送り込むことです。作物の栽培管理で大事な事は、木や葉を見て根を見なければなりません。樹が育ちすぎる時は根は余り育っていないです。葉っぱが大きく垂れていたり、枝が成長している樹は栄養過多と水分過多です。 樹は有り余る栄養分を安易に吸収できるために根を張ることを止めてしまいます。そういう樹では、果実を残そうとする種族保存の生理が活発になりません。そして果実を実らせても美味しい果実はできません。果実だけでなく、全ての作物の食味は「窒素と水に反比例」するものです。また、多肥、多潅水で育てた作物は抗酸化力が弱いのですぐ傷んだり果菜類は醗酵果になり易いものです。その逆に「微生物を活用したリサイクル農法」で育てた樹は樹勢が強く太陽の照射エネルギーを最大に受けとめようと「ぴんと立ち」よく根をはり節間が短く種族保存の生理が活発でたくさん実をつけ、果菜類も葉菜類も大きく育ち肉質が緻密で重くて食味が日持ちします。

雑草は、天敵の住処です。むやみに取るのではなく天敵を増やす気持で管理して下さい。当方では、基本的には雑草はとらないように指導しています。ただ、作物が雑草に負けては問題です。よって、作物が雑草の繁茂で枯れてしまったり、作物が太陽の光を浴びれなかったりしないようにはして下さい。

農薬は使わないで下さい。元気に育った樹は自分自身でも忌避液を分布したり、葉のワックス層、クチクラ層が丈夫になり害虫をうけつけません。農薬を散布することは害虫だけでなく、害虫を食べる天敵まで殺してしまい生態系を徹底して乱してしまいます。また、農薬により害虫はリサージェンス効果でたくさんの卵を産みその中には耐性虫も生まれます。それと農薬は、葉っぱの表面を溶かして効く為、表面を弱いものとしてしまいます。それまで虫にくわれなかったり、病気にならなかった樹勢の強い樹まで今度は病害虫にやられてしまいます。

◆アレロパシー(排他性)を積極的に利用しよう。
葉っぱに先に良い微生物をつけておくと後から病原菌が付着しても病気になりません。畝間に欠いた葉や摘果した実を落して善玉菌で醗酵させ施設内を善玉菌で覆い尽くす。

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